さっそく『サツマイモと林檎のパイ』を焼きました。
生で食べるととても酸味が強い紅玉。
焼き菓子には最適です。
加熱してやると、りんごの風味が濃厚で
生食用のりんごとは比べものになりません。
熱を加えても、鮮やかな赤い皮の色がくすみません。
少し小ぶりで、濃い紅色。
所々に入った緑色が素朴で、
とても可愛い林檎です。
毎年、秋の初めに店先に並びはじめると
「今年も会えたね!」と、思わず買ってしまいます。
私は、どちらかというとクリーム系のケーキよりも
アップルパイなどの素朴なお菓子の方が好きです。
中でも、紅玉で作ったものは格別。
今年は、何を作ろうかな?
先に書いた『サツマイモと林檎のパイ』は
うちの定番ケーキですが、
(紅玉の無い時期はフジりんごにレモンで酸味を足して使っています)
アップルパイや、林檎のジェラート、
焼き林檎も食べたいな〜。
残念ながら、紅玉の出まわる期間は短く、
毎日のランチの仕込みに追われて
なかなか作る時間が取れないのが悩みの種です。
今日は、『林檎チップス』の作り方を紹介します。
砂糖を半量の水で煮とかし冷ましておく。
(市販のガムシロップでも良い)
紅玉りんごは2ミリ厚さにスライス。
皮は剥かない。
(縦でも横でも切りやすい方でOK)
シロップにりんごを漬け込む。(30分程)
このとき、あればカルバドス(林檎のブランデー)を少し入れると
林檎の風味が増す。
オーブンを100℃にセットしておく。
天板にオーブンシートを敷き、
汁気を軽く拭き取った林檎スライスを
重ならないように並べる。
オーブンで60〜90分、途中で一度裏返す。
乾燥したら、天板ごと冷ます。
冷めた時にまだしっとりしているようなら
もう少し焼く。
完全に冷めたら、粉砂糖を少しふりかけて
密封容器に入れ、冷蔵庫に入れておくと
長期間保存できます。
なかなか乾燥しないと言って、温度を上げてはいけません。
焦げて、せっかくの皮の赤い色がくすんでしまいます。
この『林檎チップス』、うちではケーキや
ジェラートの付け合わせに使っていますが、
もちろんおやつとしてそのまま食べられます。
林檎の風味が凝縮されてとても美味しいです。
一度に作れる量に限りがあり、
時間はかかりますが、一度挑戦してみてください。
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